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Designデザイン

このページでは福井 類がデザインしたプロトタイプについて紹介します。
中には,自分で実際にモックアップを作成し,愛用している品もあります。もし,気になるデザインが見つかりましたら,電子メールにてご連絡下さい。
我々は新しいデザインについて考え,より良いモノづくりを行うことへの努力を厭いません。
皆様のご意見・ご希望を発展させ,これまでに無かった新しいデザインを実現しましょう。

※2010年11月現在,残念ながら受賞した作品はありません。


2009年

title : "tri Hex Hunger"

図

日本のものづくりにおける長所は何だろうと考えました。これは機械,エレクトロニクス,建築などの複数のものづくり分野に言えることですが,エンジニア・デザイナーの要求に答えようとする製造者のキメ細やかさにあるのではないでしょうか。
加工された一つ一つの部品が,工芸品と言える美しさを醸し出すことがあります。このようなキメ細やかさを生かし,それを武器に出来るデザインを考えたいと思ったのが,このコートハンガーを考えたきっかけです。
複雑な形状をした板金部品によって,一体構造でハンガーが整形されるような形状にしました。またオトコの子は合体・変形に弱いもの。そんな自分自身の個人的な趣味をコートハンガーに適用して,高さを伸縮することが出来,また複数個を重ねることで,一括で運搬できるハンガーに仕上げました。
ロボットの嗜好をロボット以外に適用することによって面白いデザインが出来るのではないかと,最近は考えています。やはり好きなもの,得意なものを生かすデザインを考えないと,なかなかモチベーションがキープできませんよね(笑)

This product was designed for Kawasaki Design Award 2009

title : "LIP-CLIP (Lip Cream Holder)"

図

環境負荷低減のために『モノを最後まで使い切る枠組み』の構築を念頭に,モノの定位置を作り出す専用スタンドを生活に導入し,欲しいものが欲しい時にアクセス出来る環境を実現するアイテムを考えました。
リップクリームのような小型の円筒物品は転がりやすさのため,つい引き出しの中にしまい込みがちです。一方で冬場は一定期間ごとに使用するものでもあるため,引き出しの中から探すユーザのストレスも小さなものではありません。
そこでリップクリームを簡単に固定でき,そして机やカウンターの上にさりげなく置いておけるリップクリームスタンドを考案しました。もちろんストラップを取り付けてフックや首にかけることも可能です。
コンセプトを実現するために,新たに発明した円筒形物体の固定方法を採用しています。この方法は1枚のV字曲げ板に加工された穴の投影断面積が,板を押し曲げることにより変化し,物体を固定する効果を利用したものです。この採用により非常に簡単にリップクリームの固定及び取り外しが可能となっています。また製造方法も穴空け加工をしたアクリルの板に熱を加えて曲げるだけというシンプルかつ安価なのも特長です。

※ This product was designed for Eco Design Award 2009
※ 本デザインは東京大学が出願中の特許「製品保持具及びその製造方法(特願2009-183343)」を基に考案されたものです。

title : "Z Speaker Stand"

図

パソコンやiPodなど,リビングで音楽を再生する方法が多様化する現代,音楽プレーヤに接続するスピーカの設置方法も多様化が見られます。しかし,残念ながら床に直接スピーカを置くのに適したスタンドというのは,あまり見当たりませんでした。
そこで,床置きする小型スピーカ用のスタンドをデザインしました。単なるスタンドとしてではなく,そこに佇む姿までイメージしZ型の側面形状を選択しました。
また,素材にはMDFボードとアルミ合金の押し出し材を選択しています。MDFボードは国内の木材を工業用素材として活用する画期的な方法として注目されている素材です。(※残念ながらコストの面から,現在市販されているMDFボードは輸入品が多いですが…。)
一方のアルミ合金押し出し素材は日本のキメ細やかなものづくりを反映している素材で,複雑な断面形状が軽量化,他の部品との連結性そして高い意匠性を実現しています。

自宅で用いるためにデザインしたシンプルなスピーカスタンドですが,こんなものにもデザインフィロソフィーが埋め込まれています。

2008年

title : "Karakuri Mint Case"

外出先でFRISKR(フリスク) などのミントを食べる時,必要数以上のタブレットがケースより出てしまい,たくさんのミントを一度に口に含む。そんな経験がありませんか?
使い捨ての安価なケースだから仕方ないのかもしれません。でもケースにもっと工夫をすれば,取り出すタブレットの数を調整することぐらい出来るのでは? そもそも,ミントケースを使用後捨ててしまうのは勿体ない,詰め替え可能なミントケースがあれば,環境にもやさしいのではないか?そんなことを考えていました。そこで機構に工夫を加えた,ギミック付きのミントケースを考案しました。

title : "Remote Worker"

携帯電話の発展を振り返ると,その高機能化の歴史に驚かされます。もはや当初の携帯出来る電話機という枠を超え,高性能の超小型マルチメディア端末という位置づけにあります。高速度データ通信,高解像度ディスプレイ,高画素数カメラ,どれをとっても”電話”に必要なものではないのかもしれません。
それでも現在の携帯電話の主な役割はコミュニケーションにあります。通話のようなリアルタイムにせよ,メールや掲示板のような形態にせよ,人と人との繋がりを実現するツールという役割は変わりありません。
しかし,次世代,次々世代の携帯電話に求められるのは,これまでのようなコミュニケーションという役割だけでしょうか? 高機能化した携帯電話はもっと大きなものを”伝える”ことが出来るのではないでしょうか。 そこで,より高度な目的として,「労働力を伝える」ということを提案します。
近い将来,様々な現場で知能化されたロボットが活用される時代も来るかもしれません。 それでも人間の判断力・柔軟性が必要とされる機会は無くならないでしょう。
そこで,どんな場所に居ても人間の判断力を(生産)現場に伝達することの出来る,新型携帯端末をデザインしました

This product was designed for LG Electronics Student Design Award 2008.

title : "裏紙手帳"

日々,大量に廃棄される”コピー用紙”,これほど無造作に廃棄される物品をご存知ですか?その昔,祖母の家に行くと広告の裏紙がクリップで束ねられてメモ用紙として使われていました。でも,オフィスや営業先で,そのメモ用紙の束を使うのはちょっと恥ずかしいかもしれません。
『COOLに,そして便利に持ち運べたら,もっと裏紙を使ってくれるのでは?』そんなモチベーション から,この「裏紙手帳」を発想しました。

This product was designed for Kokuyo Design Award 2008

2007年

title : "intelligent Container and iDock"

家庭内物流支援ロボットシステムの主要構成要素であるインテリジェントコンテナ(iコンテナ)とiコンテナ専用のドックであるiDockのプロトタイプを設計し,デザインコンペに提出しました。詳細は”iコンテナのページ”もしくは”iDockのページ”ご覧下さい。

This product was designed for DysonDesign Award 2007

title : "Read->Light"

就寝前の読書。情報が溢れる現代社会において,自分のペースでゆっくりと活字と向き合う時間は非常に貴重なものなのかもしれません。
皆さんはベットに入ってから読書をするとき,どのような姿勢で本を読みますか? うつぶせ,仰向け,横向き。人それぞれ好み姿勢は違うでしょうし,また時間経過によって姿勢を変えるものなのかもしれません。
複数の姿勢がころころと変化する状況において,的確な光量・向きでライティングするのは非常に困難かもしれません。しかし,本自体に取り付ける方法であれば,そんな悩みも無くなるかもしれません。
本デザインの特徴は,本と一体化した読書灯が時間と供に,その色を変化させて行くところにあります。これに人は自然と穏やかな睡眠へと誘導され,日々の疲れをゆっくりと解消する睡眠へといざなうでしょう。

This product was designed for Muji Award 02

title : "LE-SCa"

モノづくりにおいて長さを計ることは言うまでもなく重要な作業です。モノの長さは,製品が主目的とする性能を規定するだけでなく,その概観,携帯性など様々な要素に影響を及ぼします。
今回デザインした"LE-SCa"では長さを測る道具としてスケールに着目し,その使い勝手について再考察してみました。そして短いスケールでも計測長さを拡張する方法及びスケールの計測機能を損なわず携帯性を向上させる取り組みを行いました。
設計者が現場で体験したスケールに「求められる機能」を引き立たせる細かな工夫が施された道具となっています。

This product was designed for Kokuyo Design Award 2007